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溶接ロボットとは?鉄骨製造に使用する溶接ロボットも紹介

2024.05.31溶接topics

皆さんは溶接ロボットを見たことがありますか?

近年、製造業では少子高齢化による技能者の人手不足や技術の継承問題が深刻となっており、ロボットの導入を検討している企業は増加傾向にあります。

そこで今回は、溶接ロボットについての基本情報や鉄骨製造に使用する溶接ロボットを紹介していきます。

 

溶接ロボットって何?

溶接ロボットとは、人の手を借りずに自動で溶接作業できる機能を持つ、産業用ロボットの一つです。

このロボットに一連の動きを教え込めば(ティーチング)、ロボット先端に取り付けた溶接トーチを一定速度で動かしながら溶接作業を行ってくれます。

 

溶接ロボットのメリット

製造現場に溶接ロボットを導入するメリットをご紹介します。

従業員の安全を守る

従業員が溶接作業をする場合、危険物の取り扱いや有害物質の発生など、作業環境面で健康被害や安全の危険を伴います。しかし、溶接ロボットが人間の作業を代替することで、こうしたリスクを回避することもできるので、従業員の健康と安全を守れるようになります。

人手不足の解消

高度な技術と経験をもつ熟練工の高齢化に伴う後継者問題だけでなく、少子化による人手不足に直面している現代。溶接ロボットを導入することで、人間に代替して溶接作業を行うことが可能になり、人材不足の解消に貢献することができます。また、人手不足が原因の売上損失も無くなります。

品質の安定化と生産性の向上

製造業では職人の技術力が求められますが、熟練度や経験年数による品質差を招く可能性があります。一方で、溶接ロボットは組み込まれたプログラム通りに動いてくれるため、人手による溶接と比べて溶接個所の忘れや技術のムラもなく安定した品質の仕上がりで生産することができますが、ロボットにも得手・不得手が存在し、完全に人手を無くすことは現代の技術ではまだ難しく、今後の発展に期待する現状です。

 

溶接ロボットのデメリット

導入費用がかかる

溶接ロボットの導入にかかるコストは、ロボット本体だけではありません。ロボットに取り付ける溶接トーチ、溶接治具、付加軸のほか、材料や治具をロボットにハンドリングさせる装置や安全柵も必要となります。人手に比べ、消耗品の交換サイクルを守らないと顕著に品質低下に繋がるため、こまめなメンテナンスと消耗の対応を必要とします。また、ロボットへのティーチング技術を持ったオペレータ人員が必要になります。このような技能を持つ従業員がいない場合、外部への依頼が必要になるので都度費用が発生したり、緊急時に対応が遅れがちになってしまったりします。

従業員の雇用を奪う可能性がある

将来的には、溶接ロボット技術の進歩により、従業員の手による作業が今以上に減ることで、その作業をしていた従業員の雇用に影響を及ぼします。しかし、建築鉄骨ではロボットに適していない形状も多々存在するため、その機会はすぐには来ないと考えられます。

広いスペースが必要

溶接ロボットを設置するには、ロボットの大きさや機能によって設置場所の改造や工場設備の再配置が必要になることがあります。また、人間が作業を行うよりも広い生産ラインが必要になることもあります。

 

溶接ロボット紹介

石松【コベルコROBOTiX株式会社】

石松は、多彩なニーズに対応している溶接ロボットです。

ロボット本体約6kg(70ストロークの場合)の可搬型でセッティングが可能であるため、作業場を問いません。溶接姿勢は下向き、横向き、立向き、隅肉等対応しており、フルオート溶接機能によるオペレータ一人複数台の操作などで好評を得ています。

ishimatsu.pdf (kobelco.co.jp)

鉄骨コア連結溶接システム(通称コア連)【コベルコROBOTiX株式会社】

鉄骨構造物は「柱」と「梁」という鉄骨の組み合わせで成り立ちますが、「コア」はその「柱」の一部分をいいます。

鉄骨コア連結溶接システムは、コアを最大で9個、18継手(重量限界によって変動する)まで連続して溶接することが可能です。また、一度のセッティングで連続的に生産するのに最適なシステムです。

鉄骨コア連結溶接システム(シングル)|KOBELCO 神戸製鋼

鉄骨柱大組立て溶接ロボット【コベルコROBOTiX株式会社】

鉄骨柱大組立て溶接ロボットは、S造コラム柱、丸パイプ柱、SRC柱のいずれにも対応できる、適用範囲の広いシステムです。

柱重量10トンから30トンタイプまでの代表4機種の中から、より最適なシステムを選ぶことができます。

鉄骨柱大組立溶接ロボットシステム(シングル)|KOBELCO 神戸製鋼

 

まとめ

この記事では、溶接ロボットとは何かという解説から、導入するメリットとデメリット、溶接ロボットの紹介まで幅広く説明しました。現在製造現場では、作業者の安全確保や品質向上、溶接作業の効率化の観点から、溶接ロボットの導入が注目されています。ロボット導入を検討している方は是非この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?

影山鉄工所は、2021年に国土交通大臣Hグレード認定工場を取得した、建築鉄骨製造事業を行っている会社です。溶接ロボットを導入し、近年はマンションや商業施設等の大型物件の重量鉄骨を主に製造、施工しています。鉄骨工事のご相談やご質問等、お気軽にお問い合わせください。

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