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​溶接工の仕事の種類は?必要な資格や給料など

2020.07.08溶接topics

溶接工の仕事の種類

これから溶接工の仕事に就きたいと思っている場合、事前に把握しておきたいのが仕事の種類や必要な資格、そして給料です。溶接工の仕事の種類は細分化されていますが、この記事では初心者向けにわかりやすく解説します。給料相場や必要な資格についても具体的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。 

 

溶接工の仕事の種類 

溶接工の仕事は大まかに手溶接・ロボット溶接・ガス溶接・アーク溶接・その他の溶接工の5種類に分けられます。 

 

手溶接 

熱や圧力を加えて溶かすことによって金属同士を接合するのが溶接工の仕事です。大分すると手作業、ロボットを使う、その中間の3種類になります。溶接機という機械を使いながらも手作業で行うのが手溶接です。 

 

主に中小規模のいわゆる町工場で行われている手溶接。金属を溶かす際の加熱(加圧)方法の違いによって、さらにガス溶接・アーク溶接などと細かく種類が分かれています。 

 

ロボット溶接 

ロボット溶接とは「溶接ロボット」という産業ロボットを使って溶接を行う方法です。人が制御盤(コントローラ) を操作し、ロボット本体(マニピュレータ)が溶接します。 

さらにプログラミングペンダントという装置によって、ロボットに動作を覚えさせる(ティーチング)仕組みです。ロボット溶接の中にもガス溶接・アーク溶接などの細かい種類がある点は手溶接と同じになります。 

 

大がかりな溶接ロボットはそれなりに費用がかかるため、大企業が取り入れるケースが一般的。ただし安定した品質・人件費の削除・作業の効率化・作業場の環境改善といったメリットがあるので、導入を検討する中小企業もあります。 

 

ガス溶接 

手溶接・ロボット溶接のどちらにも共通しますが、どのように金属を溶かすかという溶接の仕方によって「融接・圧接・ろう接」の3つに大きく分けることができます。 

そのうち熱を加えて金属を溶かす「融接」の一種がガス溶接です。溶接工の仕事として基本的な方法の1つで、ガスを燃やす熱を利用して溶接します。 

 

資格なしで見習い溶接工として採用される場合もありますが、実際に仕事を続けるにあたっては日本溶接協会が認証・認定する溶接技能者資格のうち「手溶接(ガス溶接)」の取得がおすすめです。 

 

アーク溶接 

アーク溶接はガス溶接と同じく熱を加えて金属を溶かす「融接」の一種ですが、ガスではなく電気の放電現象(アーク放電)を利用します。 

実際の溶接工の仕事として主流の溶接方法の1つ。まずは日本溶接協会による溶接技能者資格のうち「手溶接(アーク溶接)」の取得が望ましいです。 

 

さらにアーク溶接の中でも被覆アーク溶接・ティグ溶接・半自動溶接・マグ溶接などの細かい種類に分かれているため、必要に応じてそれぞれの技術を身につける必要があります。 

 

その他の溶接工 

ガス溶接やアーク溶接の他にも溶接工には様々な仕事の種類があります。そのうちアーク溶接と同じく主流なっているのがスポット溶接(抵抗溶接)です。 

電気抵抗による熱を利用して金属を点でつなぐ「圧接」の一種で、自動車の車体を生産する際などに普及しています。 

また、DIYでも可能なろう付けやはんだ付けは「ろう接」という溶接の一種です。一般的な炭素鋼以外のステンレス鋼やチタンといった特殊な材料を対象とする溶接工もいます。 

 

溶接工の仕事の給料 

厚生労働省による2017年の「賃金構造基本統計調査」を参照すると、溶接工の平均年収は次のようになります。 

 

  • 大企業:492万円 
  • 企業:約413万円 
  • 小企業:417万円 

 

溶接工全体と男女別の平均年収・月収は次のとおりです。 

 

溶接工  平均年収  平均月収 
全体  425万円  31万円 
男性  430万円  31万円 
女性  282万円  21万円 

 

また、国税庁による2017年の「民間給与実態統計調査結果」を参照すると、給与所得者全体の平均年収は約432万円、男性は約532万円、女性は約287万円でした。比較すると企業規模や男女による違いはあるものの、溶接工の給料は概ね平均的で安定していることがわかります。 

 

溶接の仕事に必要な資格は? 

溶接工にとって資格は必須というわけではありません。ただし継続的に溶接工として働くのであれば資格は必要になってきます。 

 

一般的なのは日本溶接協会による溶接技能者資格。手溶接の被覆アーク溶接・ティグ溶接・ガス溶接、半自動溶接のマグ溶接・セルフシールドアーク溶接などがあり、それぞれ基本級・専門級に分かれています。 

 

日本溶接協会:溶接技能者資格 

http://www.jwes.or.jp/mt/shi_ki/wo/archives/00/ 

 

とめ 

溶接工の仕事の種類・資格・給料について解説しました。溶接は「手溶接→半自動溶接→ロボット溶接」と進化してきた経緯があり、基本となるのはガス溶接とアーク溶接です。スポット溶接(抵抗溶接)も広く普及している溶接方法になります。 

 

  • 平均年収:約425万円 
  • 手溶接の資格被覆アーク溶接・ティグ溶接・ガス溶接など 
  • 半自動接の資格:マグ溶接・セルフシールドアーク溶接など 

 

溶接工の給料は平均的です。溶接技能者資格などを取得することにより給料を高めたり、長く安定して働いたりしやすくなります。溶接工として働くことを検討している方は、希望する勤務先の状況を踏まえて参考にしてください。 

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