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片浜地区地域学校協働本部の方にお声がけをいただき、昨年に引き続き2回目の職場体験の受け入れを行いました。
日頃より地域との連携や地域貢献を考える中で、地域の中学生と関わる貴重な機会となりました。
スケジュールと実施内容
職場体験は10月23日〜24日の2日間、10時〜15時に実施しました。1日目は午前中に「影山鉄工所」「溶接」「KYT(危険予知トレーニング)」について学んでいただき、午後は2グループに分かれ「溶接体験」と「工場見学」を行いました。
2日目も同じく2グループに分かれ、「塗装体験」「CAD体験」を行いました。
また、両日とも昼食には弊社の社食を提供させていただきました。
① 座学
一番始めに資料を見ながら、影山鉄工所はどのような会社なのか、溶接とは何かを学んでいただきました。また、座学の後には溶接体験や工場見学、塗装体験などをするため、KYT(危険予知トレーニング)も行い、どのような場所に危険が多く潜んでいるのかなどを一緒に考え、工場や溶接の危険についても理解を深めていただき、安全確保に務めました。
② 溶接体験
影山鉄工所が運営する溶接体験工房のアイアンプラネットベースオブ沼津にて、実際に溶接体験をしていただき、ペン立ての製作を行いました。普段の生活ではほとんど関わることの無い溶接を実際に体験していただくことにより、溶接のかっこよさや楽しさを知っていただきながら、難しさなども感じていただき、職人の技術力の高さを知っていただくきっかけになりました。
③ 工場見学
実際に工場を回っていただくことで老若男女問わず色々な人が働いていることや、従業員の仕事に取り組む姿勢を知っていただきました。また3つの工場を実際に自分たちの目で見ることによって、工場ごとの特徴や他の鉄工所とは違う影山鉄工所独自の取り組みについてより理解を深めていただきました。
④ 塗装体験
職人の指導の元、鉄骨の塗装を体験していただきながら、塗装する場所としない場所があることや仕上がりに関わる重要な工程であること、どのように塗ったら綺麗に塗ることが出来るのかなどを学んでいただきました。
⑤ CAD体験
影山鉄工所で実際に使用している「REAL4」や「実寸法師」という専用ソフトを使用して、実際に簡単な図面を書いていただきました。REAL4の特徴である、3Dの図面にも触れていただくことで建物や設計について、興味を持って学んでいただきました。
職場体験に来てくださった中学生の感想
職場体験終了後、体験に来てくださった中学生からお礼の手紙をいただきました。皆さん、溶接・塗装・CAD体験を楽しんでくださったと同時に、その難しさや大変さも感じていただけたようでした。
また、「仕事」や「職場」に関して良いイメージが無かったようですが、弊社の雰囲気を見て、「楽しくやりがいがあるもの」と感じてくださった方もいたようで、とても嬉しく思いました。
職場体験を終えて
8時間という短い時間でしたが、私達としても充実した時間になりました。普段中学生と関わる機会は余りないため、伝え方や関わり方など工夫することが多くあり、改めて自分たちの業務について理解し直す機会になりました。
4名の中学生も終始楽しそうで、様々な体験に興味を持って取り組んでくださいました。今後の職業選択の1つとして弊社や溶接などにも、目を向けていただくきっかけになっていると嬉しいです。
弊社は今後も地域との連携や地域貢献活動に力を入れて取り組んでいきます。