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町工場がITを売るってどういうこと?
当社は「株式会社影山鉄工所」という名前の通り「製造業」の会社で、主な業務は建築に使われる鉄骨を加工、製造するいわゆる「町工場」です。そんな町工場である当社が「ITサービスの販売を始めました!」と言うと皆さん、「なんで鉄工所がITサービスを販売するの?」「そもそも鉄を加工している会社にITサービスなんて作れるの?」と、不思議に思われます
当社も最初はITとは無縁の「紙の日報を毎月月末に担当者が一日かけて集計する」「生産状況を紙と伝言で管理する」などのアナログな手法で業務を行う町工場でした。
しかし、働き方改革により従業員の管理をより細かくする必要が出てきたり、法律の改正や取引先の要求によって情報の正確な管理が必要になってきました。
そこで当社は「これからの時代は町工場も変わっていかなければ生き残れない!」と考えITの導入を始めました。
IT技術を導入し活用していくと業務が効率化され生産性が上がり、業績が拡大しました。
残業時間も減り福利厚生も充実し、新しい人がどんどん入り会社の規模も拡大していきました。
会社がどんどん良い方向に変わっていく中で当社はこう考えました。
「同じ製造業の方にIT技術を使ってもらい製造業という業界をかっこよくしたい!」
そんな思いから、自社で活用しているITサービスを製造業の方に使っていただき、製造業の業界全体をかっこよくしたいと思い自社で培ったITサービスの販売を始めました。
鉄工所がITを導入するとどうなる?
ITを導入することで次のようなことが可能になりました。- 有給申請の自動化 →「人件費削減」
- ホームページのリニューアル →「人材確保」
- 生産管理システム →「生産性向上」
- 日報アプリ導入 →「工数の可視化」
- IT環境整備 →「テレワーク、自動バックアップなど」
有給申請の自動化で「人件費削減」
最初のきっかけは2019年に有給取得の義務化でした。
有給取得の義務化により「誰が何日有給を取得したか」を正確に把握し、有給を取得していない社員には取得するように促す作業が発生しました。
また、有給を取得するために「有給申請書の作成」→「上司に承認のハンコをもらう」→「管理部へ紙を提出する」という作業があり「有給申請が面倒」「有給日数の管理が大変」などの不満が溜まっていました。
そんなときにたまたまITに詳しい社員が有給の「申請」→「承認」→「管理」→「確認」一連の作業をPC上で行えるようにしたことで、社内のハンコリレーもなくなり有給取得日数も自動的に集計されるようになりました。
これによって作業が劇的に楽になり、今まで有給申請に関連していた作業の人件費が削減できました。
そこから社内のIT化が加速しました。
ホームページのリニューアルで「人材確保」
今まであったホームページはどこか古臭い感じで、どこにでもあるようなデザインでした。
しかし当社は「ホームページは会社の顔」だと考え、新しくホームページを作ることにしました。
斬新なデザインを取り入れることで「かっこいい会社」「新しいことに挑戦する会社」など好意的なイメージで見てもらえるようになり、若い人材が次々と応募してくれるようになりました。
生産管理システムの開発で「生産性向上」
生産管理システムを開発する以前は設計図書を頼りに紙ベースで製造の進捗状況を管理していました。
工事が終わった図面を集めて工程表に反映させて管理していたので、製造が忙しくなってくると管理が大変になり、ときにはスケジュール締め切り間際に生産の抜けが発覚したり、逆に生産しすぎている場合もありました。
そんな状況をなんとかしたいという思いはあったのですが、どうしたらよいかわからないので、まずはシステム会社に相談しました。
しかし、いきなり何千万円もかかるシステムの見積りが出てきたり、必要のないところまでIT化するという提案でどこかしっくりきませんでした。
そこで、自分たちが本当に必要なシステムだけを社内で作りました。
総務の社員が1からプログラミングを勉強し、自社で必要な機能だけを詰め込んだ生産管理システムがなんとか完成しました。
こちらのシステムは現在は専任のIT担当社員が入社したことにより、さらにバージョンアップしています。
日報アプリの導入で「工数の可視化」
鉄工業界では追加工事が発生した場合に実際にかかった人工から追加費用を請求するという慣習がありますが、そのために紙の日報を毎月集めて数字をエクセルに転記していました。
毎月締め日には一人の社員が付きっ切りで作業することにより負荷がかかっていました。
「これを自動的に集計できれば一人分の人件費が浮く」と考え日報をアプリにすることを思いつきました。
アプリにしたことで、工場から事務所に移動しなくてもスマホから日報が提出できるようになりました。さらに出張先やテレワーク中の自宅からでも日報が提出できるようになりました。
アプリを制作したことで作業時間の集計が瞬時にグラフ化できるようになり、今まで8時間かかっていた集計時間が0になりました。
社内のIT環境の整備で「テレワーク可能」に
マイクソフトのサービスの一つである「Microsoft365」というサービスを導入しました。
Microsoft365はoffice関連の「Word」「エクセル」などの20種類以上のソフトがパッケージになった商品で、月額利用料を支払うことで常に最新のofficeソフトが使えるようになりました。さらにサービスを利用して「使い放題のビデオ会議」「PCの自動バックアップ」なども可能になりました。
テレワークではセキュリティが心配ですが、Microsoftが提供するソフトを利用しているのでセキュリティの心配をする必要がなく業務が行えています。
業務連絡も電話ではなく「チャットツール」を使うことで、文章や画像を使うことで全社員への連絡や個別のやり取りがスムーズになりました。
テレワークは現在でも続いていて「通勤時間がかからなくてよい!」「子供のお迎えに間に合う!」などおおむね好評です。
ITサービスの紹介
このような経緯で沼津の中小企業の鉄工所である「影山鉄工所」がITサービスを展開していくことになりました。
社内のシステムを開発するだけなら一人、二人で良かったのですが、社外に販売するとなると人手が足りなくなるので、新しく「ICT企画推進部」を作り、メンバーも7人に増員いたしました。
メンバーが増えたことによりさまざまなサービスが展開できるようになりました。
大きく分けると2つのサービスになります。
- 「生産効率をアップ」させるIT総合サポート
- 「売り上げアップ」のためのホームページ活用
「生産効率をアップ」させるIT総合サポート
一つ目が「生産効率をアップさせるIT総合サポート」です。
IT総合サポートの主な業務内容は「会社内の全業務をチェックし、ITを使った効率化を提案、実行する」というサービスです。
こちらのサービスでは次のようなことを可能にします。
- 社内の業務連絡、情報共有をスムーズに
- 生産状況の可視化で生産の過不足を無くす
- PC関連の困りごとを丸ごと対応
- 人工(にんく)の可視化
- セキュリティに関するリスク管理
お客さまに実際に導入するサービスとして下記のようなものがあります。
- チャットツールやテレビ電話の導入
- 社内向けホームページの作成
- 作業マニュアルの作成
- 生産管理システムの導入
- サポートデスク
- 日報アプリ
- Microsoft365構築
- 自動バックアップの設定
「売り上げアップ」のためのホームページ作成
もう一つは「売り上げアップのためのホームページ構築」です。
最近はホームページを持っていない会社はほとんどなくなってきましたが、ホームページをちゃんと戦略的に活用している会社はまだまだ少ないです。
ホームページやFacebookなどのSNSを上手に活用すると新規顧客を獲得して売り上げアップは当然ですが、ほかにも次のようなことに可能になります。
- 新規客、見込み客、既存客への新商品の説明
- 既存客への質問対応
- 24時間365日の営業、問い合わせ対応
- 見込み客のつなぎ止め
- 新規人材の獲得
- 社外、社内への広報活動
ホームページを活用している会社の中には積極的な営業は一切せず、ホームページだけで仕事を受注しているところもあります。
しかし「実際に何をどうしたらよいかわからない」のではないでしょうか?
そこで当社が御社に代わってウェブサイトやSNSの構築をおこないます。
例えば、
- ホームページ制作
- ホームページリニューアル
- 商品紹介販売専用ページの作成
- ショッピングサイトの作成
- ホームページの運用代理
- 検索エンジン対策(SEO対策)
- FacebookなどのSNS運用代行
- ウェブ広告運用代行
- 人材募集専用ページの作成
まずはITができること知って欲しい!
影山鉄工所という製造業の会社の中で「ICT企画推進部」という部署を立ち上げ、社内でITを活用して業務の効率化や売り上げアップに貢献しています。
しかし、影山鉄工所ICT企画推進部は「これを活用すれば売り上げが上がるんじゃないか」「こうすれば生産性が向上するんじゃないか」と常に考えています。
それくらい町工場にはIT導入することで改善できる余地が残されています。
当社に相談していただければ、自社で販売するサービス以外の無料で利用できるツールなども紹介、提案いたします。
まずは「ITを使えばもっともっと便利になる」ということを知って欲しいと思っています。
当社では「誰にでもできる仕事、単純な仕事はどんどん自動化していきたい」と考えています。
そんなことを言うと「自分の仕事が奪われる」と心配する方がいらっしゃるかもしれませんが、自動化して空いた時間はもっと創造性の高い仕事、未知の仕事への挑戦をした方が仕事を楽しくできるのではないかと考えています。
そのために当社を「気軽に相談できるITの専門家集団」として利用していただきたいと考えています。
もちろんこちらもビジネスですので、できれば当社のサービスを購入していただきたいと考えていますが、まずは自社で培った経験や知恵を皆さんに知っていただき活用して会社をより良い場所にしてもらいたいと考えています。
無料でお伝えできるノウハウの例
- ホームページを効果的に使う集客ノウハウ
- 求人募集を増やすためのホームページ改善ノウハウ
- 無料ツールを使った社内の情報共有ノウハウ
- 災害時にも復旧が容易なバックアップのノウハウ
- 中小企業がテレワークを導入するにあたっての注意点
「お問い合わせ」から「相談」までの流れ
問い合わせの流れを説明いたします。
お問い合わせフォームの記入
下記の「お問い合わせフォーム」に内容の記入をお願いいたします。ご不明な点があれば電話での対応も可能です。
相談の日程調整
こちらから「メール」「電話」など、お客様のご希望の方法でこちらからご連絡させていただきます。その際に「ご希望の相談日」「相談方法」「相談内容」をお伝えいただき、日程調整をいたします。
面談方法は、
- 訪問
- 電話
- テレビ電話(Zoom、LINEなど)
相談、コンサルティング提案
相談させていただいた内容に対して、その場で対応できるものはどんどん情報を提供させていただきます。製品を売るための営業ではなく、あくまで「当社が提供できるノウハウで、御社のお役に立てるものをお伝えしたい」という考えでのご提案をさせていただきます。
もちろん完全無料です。
必要な情報を得てご満足いただいた方はこの時点で終了していただいても構いません。
提案報告書、見積り書の作成
ご相談いただいた内容が複雑、多岐に渡る場合は社内の専門スタッフと相談し、提案を報告書にまとめて提出させていただきます。また、当社のサービスにご興味をいただければ合わせて見積り書も作成いたします。
報告書、見積り書は通常1~2週間程度で完成します。
契約の締結
作成した見積りの内容でご納得いただけましたら、契約を締結させていただきます。契約締結後、サービスの制作、導入準備に入ります。
納品
サービスの納品をさせていただきます。導入への作業はこちらでいたしますので、お客様が面倒な作業を行うことはございません。
一部、サービス内容によってはお客様の方で多少作業していただく場合がありますが、その際も訪問、もしくは遠隔にてサポートさせていただきます。
サポート
納品後、お困りごとがあれば当社スタッフにて対応させていただきます。
良くある質問
費用はいくらになりますか?
システムであれば複雑さや既存のものが使えるかなどによって作業量が変わってきますし、会社の規模、従業員数によっても金額が変わります。また発注いただくボリュームが増えればその分お安くできたりしますので、ご希望の内容に合わせてお見積りを作成させていただいております。
ざっくりとした概算ですが
- 予約サイト制作 約40万円(ホームページ制作、予約システムの埋め込み、検索エンジン対策)
- IT総合サポート 約400万円(Microsoft365の導入、生産管理システムの導入、日報アプリの導入、ヘルプデスク)
補助金は使えますか?
補助金に関しては「導入するサービス」「事業規模」などで使える補助金が変わってきます。こちらはヒアリングをさせていただいた後に使える補助金を調査し、改善提案とともに報告させていただきます。
補助金に関してはできるだけお客様が交付されるように申請のお手伝いなどもさせていただいています。
今なら「ロゴ・名刺・パンフレット」(通常20万円相当)が無料!
当社にはホームページ制作専門のデザイナーがいますが、現在ICT企画推進部を立ち上げたばかりで、まだ仕事に余裕があります。
そのため、今なら当社のいずれかのサービスをご契約いただいたお客様の会社の「ロゴ・名刺・会社案内パンフレット」(通常制作費、印刷費で20万円相当のサービス)を「無料」で作成させていただいています。
ただし、毎月1社限定のサービスになりますので、ご相談の予約はお早めにお願いいたします。
問い合わせはコチラ
現在は「お電話でのお問い合わせ」または「問い合わせフォーム」にて対応させていただいております。ご連絡は
- 電話番号:055-923-3000
- 担当 :山本