昨年に続き、2025年9月25日(木)、26日(金)の2日間にわたり、片浜中学校の2年生3名にご来社いただき、職場体験を実施いたしました。

職場体験のスケジュールと実施内容

1日目は、午前中に座学を行い、「影山鉄工所について」「溶接について」「KYT(危険予知トレーニング)」を学び、午後は「溶接体験」「工場見学」を行いました。
２日目は、午前中に「塗装体験」を行い、午後に「CAD体験」を行いました。
また、2日間とも昼食には弊社の社食を提供いたしました。

座学

座学では、影山鉄工所がどんな会社で、どのような仕事をしているのか、そして大切な業務の1つである「溶接」について学んでいただきました。
後半では、工場見学を始め、溶接・塗装体験に伴う危険事項をテーマに、日常生活や工場の現場を例にしたKYT（危険予知トレーニング）を行い、危険に対する理解を深めました。

溶接体験

影山鉄工所に併設されている溶接体験工房「アイアンプラネットベースオブ沼津」にて、溶接体験を行い、ペン立てを製作していただきました。
日常生活では、なかなかできない溶接を体験していただき、鉄と鉄を接合する難しさや、うまくできたときの達成感・楽しさを知ってもらう貴重な機会となりました。

工場見学

実際に工場に足を運ぶことで、鉄骨の製造過程や、そこで働いている従業員の仕事に対する姿勢を知っていただきました。
また、第1工場・第3工場・第5工場を見学し、それぞれの役割や特徴を通じて、影山鉄工所の取り組みについて学んでいただきました。

塗装体験

鉄骨に塗装を施す際の「塗る場所」と「塗らない場所」の区切り作りから、塗り方の指導に至るまで、職人によるマンツーマンの指導のもと、鉄骨の塗装体験をしていただきました。
ムラのない塗り方や、細部まで丁寧に塗ることの難しさに直面しながらも、「どうすれば綺麗に仕上げられるか」を職人と一緒に考え、学び、実施することができました。

CAD体験

影山鉄工所の設計部が使用している専用ソフト「実寸法師」を使って、簡単な図面を作成していただきました。
また、1つひとつの寸法を確認しながら、さまざまな機能を学び、最終的には各自1つずつ建物図面を完成させることができました。

職場体験を終えて

知ってほしいこと、体験してほしいことを分かりやすく伝えることの難しさを感じながらも、今回の取り組みは、私たち自身の業務を改めて見つめ直す良い機会となりました。
この職場体験を通じて、影山鉄工所をはじめとする製造業に対して、少しでも理解や興味を持っていただき、将来の職業選択の一つとして意識していただけるきっかけになれば嬉しく思います。
今後も弊社は、地域貢献や教育への取り組みを継続してまいります。